偏差値の出し方を知らないアナタへ
偏差値の出し方ねー、結構気にしてる人いるのね。アクセス履歴とか見たらすんごい多い。多分、学生さんとか結構多いと思うんだけど。
気になるよね。人には知られずになんとなく偏差値出してみたいと思うよね。
俺もそうだったもん。で、学生の時には知らなかったんだけど、俺は大人になってから偏差値の出し方を知った訳。んで、その結果をここに記しておく。
一言で言ってしまうと、
偏差値は自分の点数だけでは算出できない。
残酷だけど、これが現実なのよね…。
そもそも偏差値を求めるにはどうするかと言えば、公式的にはこうだ。
(自分の点数-平均点)/ 標準偏差 × 10 + 50
これで出せる。はずだ。ここで標準偏差ってのが出てくる。この標準偏差ってのを求めるためには、テストを受けたやつら全員の点数が必要になってくる。だから、一人分のテストの点数だけじゃ偏差値は導き出せないんだ。残念。
じゃあそもそも、標準偏差ってのは何かというと「データのばらつき具合を表す指標のこと」だ。これはデータ全体(テストで言えば、テスト受けたやつらの全員分の点数)がないと算出できない。
もしアナタがテストの全員分の点数を持ってるとするならば、
1.それを使って平均を出して
2.個々のテストの点数から平均点を引いたものを算出して
3.それを全部2乗したものを足し合わせて
4.テスト受けたやつらの人数で割って
5.それをルートにぶちこんでやると
これで標準偏差が出せる。ちなみに、4番の手順までだと分散ってやつになる。どちらもデータの散らばり具合を表すための指標なんだが、分散ってやつの場合は「3の手順のところでデータを2乗してる」から単位も一緒に2乗されちゃってて使いづらい(●●点の2乗なんて言われてもわかりづらいよね?)ので、まぁ、普通に標準偏差まで出してしまえばいい。
これが出せれば偏差値出すのも楽ちんポイだ。
ちなみに偏差値的にいうと、偏差値50のやつがそのテストのど真ん中(平均ってことだ)で、そいつを中心として、偏差値40~60の間に全体の68%のやつらが存在する。偏差値30~70の間には全体の95%ぐらいが存在すると考えていい。
この辺を真面目に知りたい場合は「正規分布」というキーワードで検索をしてみるといい。うんざりするほど真面目なサイトがたくさんあって、うんざりするはずだ。うんざりしたらこの続きを読めばいい。
んで、つまり、自分の偏差値が70ってやつは、上から数えて全体の2.5%ぐらいのところに位置していると考えていい。逆にいうと、30にやつは下から数えて2.5%地点ぐらいにいるってことだ。
俺は昔、数学があまりにもできなくて偏差値30台とか余裕ぶっこいてとってたけど、今になってみると、そのヤバさがアリアリとわかってしまって怖いよな。
まぁでもそんな自分でも大学には入れたし(数学は使わなかった)、なんやかんやで会社にも入ったし、嫁はんももらって可愛い犬もいて、なんとか暮らしていけてるので、偏差値30とかとっちゃったヤングなボーイズアンドガールズも、そんなに気にしないで楽しく生きていけばいいんじゃないのかと思ったりしている今日この頃なのであった。
ちなみに今日は会社をサボってこれを書いている。