金珍玉日記

世の中には麻辣珍宝麺というものも存在するみたいなので世の中は広いと思います。

僕らは何に脅えているのだろう?未来改造のススメを読んで。

 未来改造のススメって本を読んで、

 

「会社は暇つぶし、趣味として認識してればいいんじゃないか」ぐらいの気持ちを何となく持てるようになった気がする。

 

暇つぶしなんだから仕事が増えたって暇つぶしの手段が増えるだけだし、ある程度仕事の量は自分で制御した方がいいだろうし(多少昼行燈って思われたっていいじゃない。パトレイバーの後藤さんとか憧れるじゃない)、仕事で頭にくることがあっても、1日脇に置いておけばそれほど怒ることじゃないかもしれないし、面倒なことだって、やり方がわからないことだって、やり方を開発したり覚えたりすればいいことだったりする訳だし、もちろんそんなこと言ってらんねぇよタコスケ!って思う人だって立場の人だっているかもしれないけど、まぁなんとなくそんなことを思って気が楽になった次第。

 

この本の中ではベーシックインカムの話が出てきていて、それがあれば日本は劇的に面白くなる、という書かれ方がしている訳だけど。まぁ確かにそれはそうなんだけど、ある種まだまだ夢物語的なところがあって。そこの部分はどーなんだろうなー。夢語ってんなー。本当にできるなら何とかしてくれやって思う訳なんだけれども。

 

「僕らはすでに豊かだ」という考え方からスタートすれば、認識が変わるかもしれないというところは本当にそんな感じがする訳で。

 

もうモノを所有して豊かさを感じる時代ではない、ということは少し前から薄々感じていたことで(断舎里ブームとかってこれを端的にあらわしてると思う)、モノが少ない生活、自分に似合ったもの、あったものだけを近くに置いておく生活というのは、すでに豊かだと感じているからこそ出来る考え方なのではないかと。そう思う。

 

まぁつまり何が言いたいのかというと、会社でなんかムカつくことや厭なことがあったとしても、所詮会社なんて暇つぶしして金もらってるところだし、真剣に怒る必要もない訳だし(会社の仕事=自分のアイデンティティー、ぐらいの勢いがなければ怒るエネルギーを費やすほどのことでもない気がする。自分のアイデンティティーはもっと別のところで持っていた方が幸せになれるような気がするなぁ)、一日中仕事しないで暇を持て余してたらそれはそれで暇な訳だし(今だったら好きなこと好きなだけ出来る自信はあるけど、ある程度抑圧されているからやりたくなることだってあるはずだ)、もしもドロップアウトして金稼げなくなったって失業保険とか生活保護とか受けられる訳だし、そうしたら衣食住に困って飢えて死ぬ訳じゃない訳だし(必要最低限の生活が受けられる基本的人権があると、俺の記憶によると習ったはずだ。ニュースとか見てると本当なのかどうかはわからないけど多分大丈夫。今なら衣食住とネット接続の権利、安いPCとかだけあればいい。テレビなんていらないし)、人によっては実家があって家族がいて、嫁さんもいるかもしれない訳だし、僕らはすでに十分豊かな社会に暮らしているはずなんだから、もうちょっと心に余裕を持って生活してもいいんじゃないかな。今年は余裕を持って行こうぜ、って気持ちにさせてくれる本だったような気がするんだよな、というそういう話。